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棗のブログ

軽やかに、楽しく糖質制限

新幹線ミッション 

昨日は、名古屋までOB会に行って来ました。


2年ぶりにまた会えた人はもちろん
10年以上会えなかった人に会えたのも
ものすごく嬉しかったし

ただお茶するカフェを探して一緒に歩いているだけで
なんだか楽しい
(当時もそう、ただつるんでいるだけで楽しかった・笑)

そんな人達が10年以上経ってもいてくれることに
なんとも言葉にできないあったかさを感じる
楽しくて、心安らぐひとときでした。


そして、私にとっては
大きな大きなそびえ立つ壁
それを乗り越えるチャレンジでもあったんです!

「新幹線ミッション」です。


私はパニック障害になってから
新幹線や飛行機に乗れなくなりました。
なったばかりの頃は
山手線ですらダメでした。

でも、あれから何年も治療して来て
その間にデパスを断薬できたし
外出することへの抵抗がほぼ無くなって来ているし

きっと神さまが
チャレンジするのにいい頃合いだと思ったんでしょう

名古屋でのOB会に誘われました。


今回は、2年前とちがって
付き添い無し、ひとりで行くと決めました。

できそうな気がしたからです。


でも、一週間前から影響が出始めました。

毎朝、目が覚めるとしょんぼりしているんです。

理由もわからずしょんぼりしている。


それでも日中は気分をもり立てて、楽しく過ごしていましたが
朝目覚めると、元気がない。

全国の週間天気予報を見る度、気分が沈む。

そして、気付きました。
私はこの週間天気予報を見て
新幹線に乗る不安を
カウントダウンでつのらせているんだと。

ああ、やめやめ!

週間天気予報を見るのはやめました(笑)


先週一週間は、
そんなわけでものすごく緊張してたし
ああだのこうだの理屈で不安をなだめようとしてたし
眠りは浅いし
前夜は2時間しか眠れなかったし(笑)

それでも友人達に励まされて
がんばって行って来ました!


行ったらなんとかなる!!
そう心の中で何度も何度も念じながら…。



結果、新幹線の車中では
流れゆく空の雲を楽しく眺めたり
お菓子を食べたり
新横浜駅のスタバで買ったカフェミストを飲んだり
そんなひとつひとつのことを
じゅうぶん楽しんで(笑)

一週間分の不安はすっかり無かったことになりました♪


帰りの新幹線に乗る時なんかは、もう余裕。

あたりまえのように電光掲示板で
自分が乗る便数を確認して
自分が乗る車両の来る場所に立って
あたりまえのように待っている!(笑)

そんな自分に笑い出したくなるくらいでした。



そして、大切な気付きはここからでした。


新幹線がホームに入ってきて
ドアが開き
自分の座席(窓際です)にバッグを置いてコートを脱いで
コート掛けに掛けていると
隣の、通路側の座席に人が来ました。

その人が棚の上に荷物を乗せている時に
コートを着ていらしたので
「コート掛けを使いますか?」
と聞いたら

ん?という顔をなさって
「あ、上に上げるからいいです」
と言われました。

そして私もバッグを足元に置いたりして
座席に落ち着きました。


その後はもう眠くて眠くて…!
お茶を飲んだり音楽を聴いたりして
なんとか起きていました。

あと10分くらいで降りる駅です。

隣の座席の人は駅弁を食べていましたが
私はもそもそとコートを着て
降りる支度を始めました。

すると、隣の人は
食べていた駅弁をかっこみ始めました。
お茶飲んだりして。


私は支度を済ませて
「前をすみません」と声を掛けて通路へ出て
自分の席を後にし

通路の降りる人の列に並びました。



こう書いちゃうと、どーってことの無い
ごく普通の出来事なんですが…。


この一連の出来事は、私に
すごく大切なことを体験で教えてくれました。

それは
「人の善意を甘くみてはいけない」
ということです。


コート掛けを使わずに棚の上に荷物を置くこと
隣の人の降車に食べてる駅弁をかっこむこと
降りる人が通り抜けるために席を立つこと

善意ってほどの大げさなことでは無いし
なにげなくやって下さったんだと思うんですが

そういう風に、見知らぬ人でも
助けて下さるんです。
人というのは。


私だって同じです。
逆の立場だったら、同じようにしてます。
特になにも考えずに。

だから、もしパニック障害で具合が悪くなっても
誰かしらが助けて下さるんです。


これ、頭ではわかりきっていても
心のどこかが疑っているとか
「他の人に頼っちゃいけない」と思っているとかで
そうなったらどうしよう、と不安になるんです。

そうなったらどうしよう、じゃなくて

そうなったらどうにかしてもらおう、と
即座に思えるか、思えないか。

このちがいが
不安になるかならないかの分かれ道だったんですね!


それをしっかりとわかるようになること。

新幹線の中以外でも、
人生のどんな場面でも、人の善意を信じていられること。
人と関わり、人の中で生きて行く以上、
善意だけじゃないとわかっていてもなお
それを信じていること。


それは、実は生きて行く上で
ものすごく大切なことなんですね。

人を信じて、助けを求めること。
それを避けては人は生きられない。


言葉にするとあたりまえに感じるけれど、
実はそれをちゃんとわかっていれば
理屈でなく体験でわかっていれば
この世から
孤独死とか自殺は無くなってしまうかも知れない
それだけ重要なことなんです。



つい一人で背負い込んでしまう
こどもの頃から負けず嫌いで意地っ張りの私は
そうして何でも背負い込んで
パニック障害になってしまった。

だから、この「人を信じて助けを求める」という
生きる上での大切な学びを得ることが、
治るためにはなによりも一番必要だったんだと
今は思います。



長い長い道のりでしたけれど…。


いつか心療内科の先生に言われた
「風でひっくり返ったカード」

不安症は、ある時突然
ふとしたきっかけでなってしまうものだと。

ちょっと風が吹いてカードがひっくり返って
表が裏になってしまうように
不安症になってしまう。

だけど、また風が吹いてカードが表に戻れば
不安症は消える。
ただそれだけのことなんですよ、と。

ホントにそうなんだなと思いました。


またいつか、風が吹いて
カードがひっくり返っちゃうかも知れないけど
でも大丈夫。
現実に起きているのは
たったそれだけのことなのだから。


新幹線ミッション、
思い切ってチャレンジしてみたら
私のカードには風が吹いてくれたみたいです。


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Posted on 2017/03/13 Mon. 10:39 [edit]

category: 日記

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